「山田太一、小此木啓吾、「家族」を語る」(PHP研究所)絶版 *再読 →ねじり鉢巻きをして自己啓発書やビジネス本を血まなこで速読するのもいいけれど、 好きな作家のイージーでチープかつルーズな絶版対談本を だらだら酒でものみながら亀のようにゆっくり再読するのもまた楽しい。 本書を読んで、もしかしたら個性的な人間とは嫌なやつのことではないかと思った。 こちらはいままでほとんどだれからも褒められたことがないので、 もうやけくそになって人目をはばからず自画自賛をすると(てへへ♪←かわいく!) わたしのどこがすごいかと言ったら古今東西の戯曲代表作をまあほとんど読んでいるからだ。 たいがいの研究者は専門外国語の枠にこだわるのが流儀らしいので、 これほど国や時代にこだわらず、言わば節操なく劇作を読み漁っているものはいないと思う。 世界万国、時代いっさい問わずに、だ。 万が一おられたとしても、感想をこうし