第2842回は、「夏への扉 その2、ストーリー、ネタバレ」(時間テーマ)です。 小説は、"ぼく"(ダン)の一人称で進みます。冒頭、飼い猫であるピートへの愛情が書かれています。ですが、"ぼく"は、絶望の中で打ち沈んでいます。友人と恋人に裏切られたのです・・・・。 そんな状況の中で、バーで飲んでいた"ぼく"の目についたのが、コールド・スリープ(冷凍睡眠)の広告看板です。"ぼく"は、即申し込みます。資産などの預託契約書にサインし、30年間の冷凍睡眠に同意します。ですが、猫のピートも、冷凍睡眠させるということが条件です。翌日の正午を約束し、いったん帰るのですが・・・・。 しかし、友人マイルズと婚約者ベルへの怒りは、収まりません。冷凍睡眠をする気のなくなった"ぼく"は、友人宅に乗り込みます。マイルズとベルは、"ぼく"を罠にかけ、会社を乗っ取ったのです。"ぼく"は、発明家であり技術者です。掃除ロボット