今月号の「ミュージック・マガジン」の輸入盤紹介で、 中村とうようさんが書かれておられたジルベルト・ジルの新作記事は、 ぼくにはちょっとショッキングでした。 ショックだったのは記事の内容ではなくて、とうようさんが書かれた 「マリア・ヒタ」「ヘファゼンダ」「ヘファヴェーラ」というカナ表記に、です。 かつてブラジル語のRやRRの表記は、ラ行で書かれていました。 とうようさんもこれまではそう書かれていましたし、それが一般的な表記でした。 ところがここ10年ほどは、ブラジル人の発音に近い ハ行で書くのが通例となってきています。 「マリア・リタ」を「マリア・ヒタ」、 「ロベルタ・サー」を「ホベルタ・サー」と書くということですね。 でも、こういうカナ表記に、ぼくはすごく抵抗をおぼえます。 いくら発音がハヒフヘホに近いといっても、 ブラジル人がハヒフヘホと発音しているわけではなく、 Rの巻き舌が弱いから、
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