日々映画を作っていく中で忙殺され、失われていく大切なはずの記憶の数々。 映画監督・藤井道人による連載『けむりのまち -Fake town-』は、そんな瞬間・瞬間を記録していくものとして掲載している。 連載第十二回は満を持しての綾野剛との対談である。初邂逅は映画『ヤクザと家族 The Family』。その後、Netflixシリーズ『新聞記者』、映画『最後まで行く』と立て続けにタッグを組んできた。 藤井道人にとっては表現における悩みを相談する相手でもあり、お互いに頼れるクリエイティヴ・パートナーだそう。 そんな2人が真っ向から話し合う、自らの仕事とクリエイションに対する姿勢について。場所は中目黒にある隠れ家的な知る人ぞ知るBAR、I gotta。 何かを表現したい・している。そんな人間全員が大切にすべき考え方についてのトークセッションになった。 考え方や発想をどう受け止めるかでお互いの感性を汲