タグ

ブックマーク / hitocinema.mainichi.jp (7)

  • 「つるばみ色のなぎ子たちへつづく道」片渕須直監督とコトリンゴ対談「マイマイ新子と千年の魔法」とのつながり

    片渕須直監督特集上映企画「つるばみ色のなぎ子たちへつづく道 第2弾 『マイマイ新子と千年の魔法』」が4月26日(金)~5月2日(木)京都・出町座にて実施された。「つるばみ色のなぎ子たちへつづく道」は、現在製作中の片渕監督最新作「つるばみ色のなぎ子たち」と、これまでの片渕監督各作につながる主題や創作の原点などを探る上映企画。昨年12月開催された第1弾の企画では、片渕監督と千住明氏(作曲家)が登壇し、映画「アリーテ姫」(2001年)の製作から、製作中の「つるばみ色のなぎ子たち」での 22 年ぶりの再タッグについてまで、熱いトークが展開された。会場は満席で、来場した観客からも、大きな反響となった。 4月27日(土)、企画第2弾の限定上映作品「マイマイ新子と千年の魔法」の上映後、出町座の田中誠一さんが進行司会を務め、片渕監督、コトリンゴさん(音楽家)が登壇したアフタートークが実施された。コトリンゴ

    「つるばみ色のなぎ子たちへつづく道」片渕須直監督とコトリンゴ対談「マイマイ新子と千年の魔法」とのつながり
  • 「フランスが好き」と言えるか 移民選別で広がる郊外の絶望とそれでも残る希望 元パリ特派員が見た「バティモン5」

    「バティモン5 望まれざる者」© SRAB FILMS - LYLY FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINÉMATOGRAPHIQUE – 2023 毎日新聞の特派員として2019年から3年ほどパリで暮らした。「バティモン5 望まれざる者」で描かれたような絶望の片鱗(へんりん)は、パリの路上のあちこちに転がっていた。 あの時、ソマリア難民はどこへ消えたのかロシアウクライナに侵攻した22年2月、フランスは避難者を積極的に受け入れ、欧州としての連帯を示した。隣国ドイツからの長距離列車の終着・パリ東駅ではフランス赤十字がのぼりを掲げて待機した。私もウクライナ国内の様子を避難民から取材しようと、到着する列車を待っていた。 そこへ、荷物を抱えて子供を連れ、ベールをかぶった黒人の若い女性が、駅の掃除の女性に伴

    「フランスが好き」と言えるか 移民選別で広がる郊外の絶望とそれでも残る希望 元パリ特派員が見た「バティモン5」
  • 「オッペンハイマー」映画のスペクタクル 濃密な歴史描写の原作全3巻 違いを読み解いた

    〝原爆の父〟と称される天才物理学者の半生を描いた「オッペンハイマー」。第二次世界大戦末期、広島、長崎に投下された原爆開発の舞台裏と天才科学者の葛藤を、壮大なスケールで映像化。日公開までに曲折を経た一方、アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など7部門を制覇。賛否渦巻く問題作を、ひとシネマが独自の視点で徹底解剖します。 「American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer」。直訳では「アメリカン・プロメテウス:オッペンハイマーの勝利と悲劇」となるこの文が、映画「オッペンハイマー」の原作となった書籍のタイトルである。映画冒頭のナレーションにもあったように、戦争をもたらすきっかけとなった 〝火〟を人類に与えるギリシャ神話の男神プロメテウスで、〝原爆の父〟を形容しているフレーズだ。 この伝記と、それを膨ら

    「オッペンハイマー」映画のスペクタクル 濃密な歴史描写の原作全3巻 違いを読み解いた
  • コロナ禍も政治的苦境も、信頼と愛があれば生き抜ける 「星くずの片隅で」ラム・サム監督

    国家安全維持法の制定、民主化デモ、新型コロナウイルスの感染拡大などに襲われた香港。格差社会と孤立感が広がる中で愚直なまでにまっすぐに生きようとする香港人の今を切り取った映画「星くずの片隅で」が公開中だ。香港では上映禁止になった「少年たちの時代革命」(2022年日公開、レックス・レンと共同監督)のラム・サム監督単独長編デビュー作。香港アカデミー賞(金像奨)などで高い評価を受けた新世代の旗手ラム監督に、演出や香港で映画を作る思いについて聞いた。 困難を抱える人たちに勇気を与える映画を20年、コロナ禍で静まりかえった香港。「ピーターパンクリーニング」の経営者ザクは、車の修理代や品薄の洗剤に頭を悩ませつつ、家や店舗などの消毒作業に追われていた。ある日、ザクの元に派手な服装のシングルマザー、キャンディが職を求めてやってくる。キャンディは娘ジューのために慣れない清掃の仕事を頑張るが、客の家から子供用

    コロナ禍も政治的苦境も、信頼と愛があれば生き抜ける 「星くずの片隅で」ラム・サム監督
  • 「グリッドマン ユニバース」かつて製作現場にいた作品の新作が30年後に作られたということ

    誰になんと言われようと、好きなものは好き。作品、俳優、監督、スタッフ……。ファン、オタクを自認する執筆陣が、映画にまつわる「わたしの推し」と「ワタシのこと」を、熱量高くつづります。 30年前に放送された特撮テレビシリーズ「電光超人グリッドマン」。その、正式な承継作品となるテレビアニメーションシリーズ「SSSS.GRIDMAN」の続編映画、「グリッドマン ユニバース」が公開された。 元々「SSSS.GRIDMAN」もかなり特異な経緯で誕生したものだ。アメコミヒーローであれば、コミックやアニメーションから実写化されるものも多い。しかし、作は実写特撮を原作・初作として、その続編として数十年後にアニメーションで作られた。これは邦、いや世界でも初めてではないか。メカアクションや等身大キャラクターたちの魅力にあふれた、盛りたくさんな内容であり、初見の方でも楽しめる。音楽等、アニメーション第1期で人

    「グリッドマン ユニバース」かつて製作現場にいた作品の新作が30年後に作られたということ
  • 人、深く、つなぐ、映画 ひとシネマ

    広瀬すずに「かわいいですね」と言われ「触ってもいいですよ」とカミカミで返した「さよなら ほやマン」アフロ 第78回毎日映コン受賞者パネル展示初開催

    人、深く、つなぐ、映画 ひとシネマ
    akihiko810
    akihiko810 2022/10/31
    「ひとシネマ」は、毎日新聞社が運営する映画情報サイトです。
  • 漫画から映画へ華麗なる変容 芦田愛菜の全力疾走が示すもの 「メタモルフォーゼの縁側」:よくばり映画鑑賞術

    映画の魅力は細部に宿る。どうせ見るならより多くの発見を引き出し、よりお得に楽しみたい。「仕事人生に効く 教養としての映画」(PHP研究所)の著者、映画研究者=批評家の伊藤弘了さんが、作品の隅々に目を凝らし、耳を澄ませて、その魅力を「よくばり」に読み解きます。 市野井雪(宮信子)から「漫画描くの楽しい?」と問われた佐山うらら(芦田愛菜)は「あんまり楽しくはないです。自分の絵とか見ててつらいですし」と答えたあと、「でも、何かやるべきことをやっている感じがするので、悪くないです」と続ける。 再解釈、再創造された主人公・うらら「メタモルフォーゼの縁側」を見ていて私がもっとも共感を覚えたくだりである。というのも、これは映画批評家として私が毎回原稿に取り組むときの姿勢と同じだからである。自分の文才のなさを嫌というほど思い知らされながら文章を書くのは、あまり愉快なことではない。というか、正直に言って

    漫画から映画へ華麗なる変容 芦田愛菜の全力疾走が示すもの 「メタモルフォーゼの縁側」:よくばり映画鑑賞術
  • 1