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ブックマーク / prebuddha.hatenablog.com (4)

  • 漱石の初恋 - 新・整腸亭日乗

    荻原雄一著『漱石の初恋』(未知谷,2014)を読了した。 漱石の初恋 作者: 荻原雄一出版社/メーカー: 未知谷発売日: 2015/01メディア: 単行この商品を含むブログを見る 漱石の恋人説に5人目の新説、その名前は清子(さわこ)と云う。これまでの、恋人には以下の諸説があった。例の「井上眼科の女」である。 江藤淳  嫂・登世・・・『夏目漱石』(新潮社,1966) 小坂晋  大塚楠緒子・・・『漱石の愛と文学』(講談社,1974) 宮井一郎 花柳界の女・・・『夏目漱石の恋』(筑摩書房,1976) 石川悌二 日比野れん・・・『夏目漱石ーその実像と虚像』(明治書院,1980) 決定版 夏目漱石 (新潮文庫) 作者: 江藤淳出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1979/07/27メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (14件) を見る漱石の愛と文学 (1974年)

    漱石の初恋 - 新・整腸亭日乗
    akihiko810
    akihiko810 2015/06/25
    荻原雄一著『漱石の初恋』(未知谷,2014)
  • アフターダーク(3) - 新・整腸亭日乗

    アフターダーク 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 12345発売日: 2004/09/07メディア: 単行購入: 1人 クリック: 54回この商品を含むブログ (534件) を見る 再び、村上春樹氏『アフターダーク』(講談社)について。 前回は、ゴダールの『アルファヴィル』をキーワードとして、読んだ直後の印象を書いたが、白川が登場するシーンに、 部屋全体は暗く、彼の机のある部分だけを、蛍光灯の光が天井から照らしている。「孤独」という題でエドワード・ホッパーが絵に描きそうな光景だ。しかし、彼自身はそのような状況をとくに寂しく感じているわけではない。 (p115) とあり、都会人の「孤独」とエドワード・ホッパーという視点から作品を見ると、全体が違って見えてきた。 まず、冒頭の「デニーズ」にいる浅井マリは、エドワード・ホッパーが描いた絵「自動販売機式堂」を想起させる。ひとりで、孤独に深夜の

    アフターダーク(3) - 新・整腸亭日乗
    akihiko810
    akihiko810 2015/03/03
    宮台>村上春樹は「世界の謎」から出発して、「自分の謎」に堕落するけれど、白石一文は逆に「自分の謎」から出発して「世界の謎」へと上昇していく
  • 『こころ』大人になれなかった先生 - 新・整腸亭日乗

    みすず書房の「理想の教室」シリーズの第2回配。石原千秋『『こころ』大人になれなかった先生』は、漱石の作品の重層性に迫る内容で、「理想の教室」を3冊読み、このシリーズがいかに読みやすく、刺激的でしかも面白いかに言及したい。 『こころ』大人になれなかった先生 (理想の教室) 作者: 石原千秋出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/07/09メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (50件) を見る まず、冒頭に『こころ』のテクストの抜粋が置かれる。約50頁。一度読んでだいたいの梗概を知ってはいても、作品の細部にまで眼を向けないのが一般的な読み方だ。ところが、研究者レベルでは、『こころ』の解読をめぐっていくつかの見方があるようだ。 こころ (新潮文庫) 作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/03メディア: 文庫購

    『こころ』大人になれなかった先生 - 新・整腸亭日乗
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    akihiko810 2014/09/10
    石原千秋『『こころ』大人になれなかった先生』http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2005/10/k___71c2.html
  • 猫と漾虚集 - 新・整腸亭日乗

    漱石の作家デビューは『吾輩はである』であり、第一回が「ホトトギス」明治38(1905)年1月に掲載され、その反響の大きさ故、続篇を書き連載ものとなって行ったことは、あまりにも有名で、いまさら敢えて取り上げることでもないだろう。 周知のことであるが、「伝」として短編を書いた漱石は、その原稿を高浜虚子にみせると、大幅に添削が入り、タイトルも冒頭の言葉、「吾輩はである」からとられた。当時参加していた山会の席で、短編としての「」を高浜虚子が朗読すると、大変評判が良かったらしい。 吾輩はである (岩波文庫) 作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990/04/16メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 133回この商品を含むブログ (79件) を見る しかし、漱石は、同じ年の『帝国文学』1月号に「倫敦塔」を、『學燈』1月号に「カーライル博物館」をほぼ同時に掲載しており、

    猫と漾虚集 - 新・整腸亭日乗
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