バンクシーとは何者なのか? チェックすべきバンクシー映画3選世界各地にグラフィティを残す覆面アーティスト、バンクシー。その名をさらに広めることになったのが2018年10月5日、ロンドンのサザビーズに登場し、バンクシー自ら額縁に仕込んだシュレッダーで切り刻まれた《Girl With Balloon》を発端とする一連の出来事だった。こうした“事件”を通して、つねに世間を騒がせてきたバンクシーとはいったい何者なのか? その姿に迫る3本の映画を紹介する。 バンクシー自ら監督を務めた問題作。『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』 まず紹介するのは、バンクシーが監督を務めた『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』だ。登場人物は、ビデオ撮影が趣味の男、ティエリー・グエッタ。ただの一般市民であったグエッタが様々なグラフィティ・アーティストと出会い、素顔を撮影するうちに、念願だったバンクシーとの接触が