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bookとblog;記事に関するakihiko810のブックマーク (7)

  • 無言の日記−五月の庭 高橋源一郎×望月哲男『テクストと読者 ―〈読み〉の在り方を問い直す―』講演会レポート

    1月14日日曜日に開催された講演会に(珍しく)行って来ました。私にとって高橋さんは一連の日文士パロの人、望月さんは『ドストエフスキーの詩学』の訳者さんという認識で、こりゃあ行かない訳にはいかんだろう、ということでお邪魔しました。教室には80名ほどの聴衆。 ■高橋源一郎パート 「日の現代小説は世界一」 しょっぱなから、この講演が早稲田大学文学研究会の中でプレゼンを勝ち抜いて決定したということに「厳正なプレゼンでの審査というのは文学的ではないですね」とか、「僕は〈テクスト〉という言葉が嫌いなんです」とか飛ばしまくりの高橋源一郎さんの1時間程度の語りをまとめました。 ◆ さっそく『百年の孤独 ニッポンの小説』の話に。「文学界」で連載している18回分がまとまっているパート1は「ニッポン近代文学100年の孤独」がテーマということ。あと3年、パート3まである。 「小説について語る」ということの特殊

    無言の日記−五月の庭 高橋源一郎×望月哲男『テクストと読者 ―〈読み〉の在り方を問い直す―』講演会レポート
  • カーニヴァル化する社会 - 鈴木謙介 - Bi-Bo-6

    カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書) 作者: 鈴木謙介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/05/19メディア: 新書購入: 14人 クリック: 316回この商品を含むブログ (323件) を見るすでにとても有名なだけど、読んでみて改めて良書だと知りました。 どこを切っても、文字数以上に濃い。 2004年頃の大学生からは、変化してきたのかな、その一端がいわゆる「意識の高い学生」「ビジネスマンもどき」なのかな、という印象です。そう考えると私たちのやる気、エンジンを育ててもらったのはだいたい06年くらいから実感があった好景気だったのかなとも思います。小学生のころは景気が悪くてマックが平日半額だったけど(原風景はデフレ)、17歳のころには景気が回復していてケータイ文明が花ひらいた(恋空)、という上下っぷり。特徴的? 良さと善さ、リバタリアニズムとリベラリズムなどはサンデル先生の「

    カーニヴァル化する社会 - 鈴木謙介 - Bi-Bo-6
  • 拝金、堀江貴文 : 金融日記

    ホリエモンの「拝金」をとうとう読んだ。結論からいうと想定外の面白さだった。僕は個人的にはホリエモンは好きだが、だからといって彼が出版するを全部読むわけではない。当たり前だが僕の時間は有限で、そこには優先順位というものが自ずと存在する。特に最近は、勝間和代ばりに多数のを出版しており、どのを出したのかすら追えなくなった。またホリエモンはツイッターで自分宛に送られてくるよい感想だけを積極的にリ・ツイートしており、その全てが小説「拝金」を絶賛するものばかりなので、僕はかえって不信感を募らせていた。だから僕がこの小説を読まなかったということも全くもってありえる話だった。 しかしそれではなぜ僕はこの小説を読もうと思い、実際に読むにいたったのか。それはアノ池田信夫がこの小説を「おもしろい」と書いていたからだ。勝間和代も同様に「面白かった」とどこかで書いていたが、彼女は今後のビジネス・プランや相手が

    拝金、堀江貴文 : 金融日記
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  • 「非属の才能」に思うこと - GoTheDistance

    福岡に遊びに行った時に、id:komoko-iさんから頂いたがあった。それが、これ。 非属の才能 (光文社新書) 作者: 山田玲司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/12/13メディア: 新書購入: 3人 クリック: 155回この商品を含むブログ (148件) を見る 先日読了したので、読後の感想をブログに書こうと思う。 他人と違うことを恐れるな、楽しめ! このの主題を一言で言ってしまえば、多分コレに尽きる。 違うことを謳歌したら世界が閉じることはないし、自分らしく生きていけるよって背中を押してくれるようなだった。僕も「他人と違うことを楽しむ」ことに強い意味を感じている。言われたことをそのままやるのは、大嫌い。違うことを平気でやるから誰かのアンテナにひっかかりアテンションを得ることが出来る。赤い背景の中に白があるから目立つわけだって、同系色に埋もれていたらそのまま埋もれてし

    「非属の才能」に思うこと - GoTheDistance
    akihiko810
    akihiko810 2009/04/15
    >重なるところで共感し、重ならないところで貢献する。
  • 『乳と卵』川上未映子(文藝春秋) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「言葉と体を貼り合わせる」 受賞作とかベストセラーとか、世が騒いでいるものにはなかなか素直に手を伸ばせないひねくれ者の私だが、今回の芥川賞受賞作は気になってすぐに買って読んだ。 一読して頼もしい女性作家が登場したものだと思った。関心領域が広く、それを作品に盛り込むことにも意識的だ。女の生理感覚を切り札にたらたらと書いているようにみえて、まったく逆なのだ。筋立て、着想、構成、言葉のセンス、文章のリズムなど、小説を成り立たせるさまざまな要素が緊密に結び合い、ひとつの建築物を見るようだった。 語り手の「わたし」のところに、大阪に住む姉巻子とその娘がやってくる。その二泊三日の短い滞在中に巻子と娘の確執が溶解する、と言葉にすると単純なストーリーだが、細部を描き込んで濃密に仕上げている。 巻子は娘の緑子がまだ小さいころに夫と離婚し、ホステスをしながら娘を育てている。最近、体がやせ

    『乳と卵』川上未映子(文藝春秋) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • Passion For The Future: 告白 町田康

    告白 スポンサード リンク ・告白 あまりに面白すぎて危険なため、盆暮れ正月連休中に読むことをおすすめします。 明治時代に起きた、実際の大量殺人事件「河内十人斬り」。幼子まで含めて10人を惨殺する残虐事件でありながら、熊太郎・弥五郎の復讐劇は、盆踊り「河内音頭」のテーマとして歌い継がれてきた。 この小説「告白」は、ひとづきあいが苦手で、性根が駄目人間の城戸熊太郎が、なぜ村人を恨み大殺戮に至ったのかを、生い立ちから綴った独白である。 「 安政四年、河内国石川郡赤阪村字水分の百姓城戸平次の長男として出生した熊太郎は気弱で鈍くさい子供であったが長ずるにつれて手のつけられない乱暴者となり、明治二十年、三十歳を過ぎる頃には、飲酒、賭博、婦女に身を持ち崩す、完全な無頼者と成り果てていた。 父母の寵愛を一身に享けて育ちながらなんでそんなことになってしまったのか。 あかんではないか。 」 こんな出だしで始

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