NHKは2022年10月より毎週水曜23時から、ゲームを紹介する番組「ゲームゲノム」を総合テレビで放送している。第1回目の放送で扱っている作品は上田文人氏が手がける『ワンダと巨像』と『人喰いの大鷲トリコ』だ。第2回目の放送は『ペルソナ5』、第3回目の放送は『逆転裁判』と続いていく。 “ゲームを紹介する番組” については、これまでさまざまなテレビ局が放送をしてきた。NHKでも過去に『ファイナルファンタジー』特集や『ドラクエ』特集などが放送されており、めずらしいことではない。ところがこの「ゲームゲノム」はこれまでの番組と大きく異なる点がある。 それは、“教養番組である”ということ。「ゲームゲノム」はゲームの教養番組なのだ。いかにもNHKらしい響きのように思えるが、よくよく考えてみると「教養」の定義は曖昧ではないだろうか。 「ゲームの教養番組」とは……? わかるようでわからない……! そこで今回