[vol.5の続きより]―:検索でひっかかるように、お聞きするんですが(笑)、広末涼子さんはどうでした? 宮台:ヒロスエは芸能人っぽくなかったね。日頃インタビューしている女子高生と何の変わりもなかった。援交する子たちの気持ちは分かるって言ってたし、カットしたけどもう少し踏み込んだことも言ってたよ。荻上:話している時も、アイドルではなく若者というスタンスで話していましたよね。ギャルとはトライブの違うだけ、くらいのスタンス。―:『月刊アドバタイジング』(倉田和夫、鈴木隆、戸川晃子、山田美保子との座談会「口コミは、マスコミだ」)はマーケティングそのものをテーマにした珍しいものですね。宮台:宗教者に「受け手をよく見ろ」って言ったっていう話をしたでしょ。実は昔から言ってるの。院生時代のマーケティング会社での仕事で言ってきたこと。『月刊アドバタイジング』には僕のマーケティングリサーチ時代の語り口が表れ