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ここ数年のお笑いブーム、いざ立ち止まって考えてみると、きわめて空虚な笑いしかない。かつて存在していたような、作り込まれたバラエティ番組はこのまま消えてしまうのだろうか? 笑いの限界に挑戦しつづけるマッコイ斉藤氏にバラエティ界の現状について聞いた。 マッコイ斉藤(以下、斉藤) で、今日は何の取材でしょう? ──「テレビはなぜ死んだのか?」というテーマでお話をお願いします。 斉藤 アハハハ!(苦々しい表情で爆笑)。死んでないっすよ。 ──でも、死ぬほどつまらないバラエティ番組が増えましたよね。 斉藤 ……。右を見ても左を見てもクイズ番組ばっかりの現状には僕もウンザリですけど。「あってもいいけどありすぎだろ、雑学をそんなに知ってどうすんだ!」って思いますね。 ──なぜそういう状態になっちゃったんでしょう? 斉藤 今は視聴者からの苦情電話1本で、番組内容が変わっちゃう時代なんですよ。視聴者も過敏だ
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