「バスガール」、という言葉をご存知だろうか。観光バスに乗務するバスガイドではなく、「バスガール」だ。 不勉強ながら、私は最近までその存在を知らなかった(別に若さをアピールしたいわけではありません)。 調べたところによると、バスガールはバスに乗務する女性車掌。1920年、東京市街自動車の乗り合いバスで初めて誕生した。バスに同乗して、料金の徴収や車内の安全管理、ドアの開閉、発車合図などを行うのが、主な業務内容だったという。 当時としてはハイカラな制服と破格の給料で、若い女性の人気職種でもあったという。だが1960~70年ごろにはバスのワンマン化が進み、バスガールは姿を消した。 航空会社のスカイマークが打ち出したサービス方針「スカイマーク・サービスコンセプト」。これを巡る騒動を見ていて、バスガールのことを連想した。 スカイマークは「傲慢」か「当然」か すでに日経ビジネスオンライン上でも、河合薫さ