【マンガは、どうなってしまうのか?】 紙の漫画雑誌の発行部数は1996年以来減少し続けてきており、単行本の部数もそれを補うものとはなっていない。漫画市場そのものが縮小してきているのだ。そんな状況下で出版社を通しての仕事を減らし、自らサイトを立ち上げてウェブでの漫画販売を開始した漫画家、佐藤秀峰(さとうしゅうほう)。彼は紙での漫画出版に決別し、電子化されたウェブコミック販売へと向かっている。先日は人気コミック『海猿』『ブラックジャックによろしく』全巻をウェブサイト上で無料公開するなどして話題をさらった。しかし、そういう彼の行動に対して『出版社・流通・書店の努力をバカにしている』といった批判の声もみられた。この連続インタビューは、そんなさなか彼の仕事場にお邪魔しておこなったものである。 前回のインタビューはこちらでご覧いただけます 登場人物 秀峰=佐藤秀峰(さとうしゅうほう。漫画家。代表作『海
【僕たちの知ってた『マンガ家』とはなんか違う漫画家】 プロの漫画家には編集者がついていて、漫画家と一緒にアイデアを出し合ったり、原稿が間に合いそうにないときは催促に行ったり、一心同体となって漫画を作り上げている、というのが一般的な『漫画家と編集者』のイメージだが、佐藤秀峰という漫画家は今、編集者とはまったくコミュニケーションをとらずに仕事をしている。漫画を描くプロセスで一番大事だといわれるネーム(漫画の下書き、設計図)の作成。通常はネームが描き上がれば編集者に見せることになる。しかし、彼はそれをやらない。では誰にも見せていないのかというとそうではない。妻であり、プロ漫画家である佐藤智美さんに最初の読者となってもらい、意見をもらっているのだ。彼はなぜ編集者を拒むのか。なぜネームをみせないのか。漫画家にとって最初の読者とはなにか。 登場人物 秀峰=佐藤秀峰(さとうしゅうほう。漫画家。代表作『海
今回は大原けいさんのブログ『BOOKS AND THE CITY』からご寄稿いただきました。 悲しいことにアメリカで日本のマンガは広がらない 今まで毎年、別々に行われていた『ニューヨーク・アニメ・フェスティバル』と『コミコン・インターナショナル』が今年から合同開催になった。 『ブック・エキスポ・アメリカ』のときもそうなのだが、いつもこういうコンベンションがあると、アポをとってマンガ関連の編集者や版権担当者と会うが、一般客が入れない平日に済ませたり、ランチついでにアポの相手にミッドタウンまで来てもらったりしていたので、毎年“行っている”といっても、コンベンションそのものを体験していたとは言いがたいのだった。それが今年からは大規模になるというので、んじゃ、どんな人たちがどのくらい来ているのかな、と思って最終日の昼間に出かけてみた。 もうね、圧倒されました。3日間ののべ入場者数は9万5000人だ
『ハヤテのごとく!』などの人気漫画を描いている畑健二郎先生が、嬉しい悲鳴をあげています。なんと、インターネット上で「PSPが欲しい」と書いたところ、多くの人から『PSP』が送られてきたというのです。普通の人たちはゲーム機1台を買うのでもけっこう悩むものですが、人気漫画家ともなればタダで送られてきちゃうんですね。 畑先生はこの件に対して『Twitter』に「ありがたいし、嬉しいのは確かなんですが昔WEBサンデーでPSPが欲しいと書いたら本当に色々な方から送られてきて凄く申し訳なくなった経験が……」と書き込みしています。 畑先生は以前にも読者からプレゼントが届いた事があったようで、いちばん最初にもらったプレゼントはカップヌードル1ケースだったそうです。畑先生は、「連載開始した直後でお金が全くなかったので凄くありがたかったです」と、そのときの喜びを語っています。 プレゼントを贈った読者も、漫画家
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