2021年9月6日のブックマーク (2件)

  • 関節リウマチの肺病理:UIPパターンの特徴 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

    関節リウマチに伴う間質性肺炎の画像所見は、UIP(通常型間質性肺炎)パターンが多く、次にNSIP(非特異性間質性肺炎)パターンが続きます。 肺病理所見に関しては、あまり報告が多くはありませんが、例えばリンパ球浸潤や細気管支周囲の化成を伴うリンパ球の過形成、NSIP様の線維化、濾胞性細気管支炎などが特徴です。 また病理学的にもUIPパターンをとることが報告されています。しかし、その病理学的なUIPは以下のような特徴があります。 線維化は不規則で気道中心性である 結節性のリンパ球の集簇を認め、時に胚中心を伴う NSIPのような肺胞隔壁の線維化が一般的 細気管支のリモデリング(細気管支周囲の化生)を認める 胸膜の炎症細胞浸潤と線維化を認める 時に線維芽細胞巣を認める(特発性肺線維症よりも少ない) Smith M, et al. Usual interstitial pneumonia-patte

    関節リウマチの肺病理:UIPパターンの特徴 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
  • 今週の記事まとめ(2021/08/30-2021/09/05) - 呼吸器専門医の間質性肺炎ブログ

    いつもお読みいただき有難うございます。 今週はCovid-19や過敏性肺炎の話題から、いよいよ関節リウマチについてふれています。おすすめ記事は最後の「関節リウマチの肺病理:UIPパターンの特徴」ですので、ぜひご一読いただけましたら幸いです。 「新型コロナ感染後の遷延する症状:他のウイルス感染との比較」 過敏性肺炎:抗原曝露が原因で発症する間質性肺炎 関節リウマチに伴う間質性肺炎:画像のUIPとNSIP 関節リウマチに伴う間質性肺炎:蜂巣肺 「関節リウマチ:死因の約11%が間質性肺炎(IORRA研究)」 「関節リウマチの肺病理:UIPパターンの特徴」 少しずつ、ではありますが、日々情報発信していきたいと思います。来週からも引き続きよろしくお願いします。 fibrosis.hatenablog.com

    今週の記事まとめ(2021/08/30-2021/09/05) - 呼吸器専門医の間質性肺炎ブログ