資本主義経済が本格的に幅を利かせてから、早60年というところだろうか。 1964の東京五輪から2020の東京五輪、 その間の道のりで「機能的共同体」即ち「会社」をはじめとする目的を持った組織の持つ、 人生に対する影響は拡大の一途をたどってきた。 ここ最近はそれに当てはまらない向きもあるかもしれない。 個人事業主として生計を立てる「自由」 そういうチャンスは少し前と比べれば格段に広がった。 その意味では純粋に「企業」=「機能的共同体」とは言えないのだが、 フォロワーやチャンネル登録など「ある目的のもとに人が集まった組織」という点では、 「ゲゼルシャフト」と呼ばれる「機能的共同体」の持つ意味は拡大する一方と言って差し支えないだろう。 コロナ禍はまさに「分断の時代」だ。 「生身の触れ合い」は制限されて、人と人との「物理的な距離」は広がるばかり、 それと概ね比例して「心の距離」も離れていく。 予定