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ブックマーク / nippondanji.blogspot.com (7)

  • なぜMySQLのサブクエリは遅いのか。

    よくMySQLはサブクエリが弱いと言われるが、これは当だろうか?半分は当で半分は嘘である。MySQLのサブクエリだってなんでもかんでも遅いわけではない。落とし穴をしっかり避け、使いどころを間違えなければサブクエリも高速に実行できるのである。今日はMySQLがどんな風にサブクエリを実行し、どのような場合に遅いのかということについて説明しよう。 EXPLAINで実行計画を調べた際に、select_typeにはクエリの種類が表示されるのだが、代表的なサブクエリには次の3つのパターンがある。 SUBQUERY DEPENDENT SUBQUERY DERIVED 結論から言おう。遅いのは2番目、DEPENDENT SUBQUERYである。DEPENDENT SUBQUERYとはいわゆる相関サブクエリに相当するもので、サブクエリにおいて外部クエリのカラムを参照しているサブクエリのことである。そし

    なぜMySQLのサブクエリは遅いのか。
  • 残暑なんて吹き飛ばすぐらい熱いベンチマークをやろうぜ!!

    なんて幸運なことなんだろう。 実は最近、個人的にサーバーマシンを借りるという機会があった。そのマシンに搭載されているCPUコア数は合計48である!大事なのでもう一度いう。日語でいう。48CPUコアだ!一昔前なら数千万円もしたスペックだろうが、最近は実にリーズナブルにお求めいただけるようである。(価格についてはふせておく。)このマシンには2.2GHzのOpteron 6174が4つ搭載されている。つまり、ひとつのパッケージに12個のコアが格納されているのだ。これはすごい。いや、むしろどうしてこうなった?!というべきか。そのようなマシンを目の前にすると時代はメニイコアに向かっているんだなあと実感せざるを得ない。 今後、CPUがどんどんメニイコアに向かう流れはさけれない。コアを増やさなければCPUの性能が(システム全体としての性能が)向上しないからだ。CPUの演算回路に対して半導体素子をたくさ

    残暑なんて吹き飛ばすぐらい熱いベンチマークをやろうぜ!!
  • 快適スケールアウト生活への第一歩。SPIDERストレージエンジンを使ってみよう!

    先月、Not Only NoSQL!! 驚異的なまでにWRITE性能をスケールさせるSPIDERストレージエンジンというエントリでSPIDERストレージエンジンによるスケールアウトが凄い!という話を書いた。SPIDERストレージエンジンは凄いヤツだが、ノウハウがあまりウェブ上で見つからない。唯一見つかる日語の記事は、ウノウラボによる「国産MySQLストレージエンジン「Spider」の作者、斯波健徳氏に聞く 」だけである。SPIDERストレージエンジンは斯波氏による単独の作品であるため、斯波氏は開発だけで手いっぱいであり、使い方の紹介記事を書くことまでは手が回らないのであろう。こんな凄いストレージエンジンをドキュメントが足りないせいで使って貰えないなんて勿体ない!! というわけで、今日はSPIDERストレージエンジンの基的な使い方について紹介する。少し長いエントリであるが、最後までお付き

    快適スケールアウト生活への第一歩。SPIDERストレージエンジンを使ってみよう!
  • 受託開発とGPL

    GPLに対する代表的な誤解・・・というかむしろ謎のひとつに、受託開発(SI)におけるライセンスの扱いがある。この点が明確になっていないため、受託開発において無意味にGPLを回避しようとしたり、GPLに対するFUDを流布することに対する原因になっていたりするように思う。フリーソフトウェアおよびオープンソースソフトウェアを愛する者として、そのような状況は断じて見過ごすことができない!!というわけで、今日はGPLを受託開発(SI)において用いる場合の注意事項を説明しよう。 GPLの使いどころ受託開発においてGPL(とその仲間たち=LGPL、AGPL)が登場するのは、第三者、つまり発注側でも受託側でもない者が作成したGPLのソフトウェアを利用する場合である。例えばGPLが適用されたライブラリなどだ。周知の通り、GPLのソフトウェアをリンクしたソフトウェアを再配布する場合は、そのソフトウェア全体に対

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  • まるで魔法のようなストレージエンジン??VP for MySQLによる驚愕のテーブル操作テクニック。

    先日、SPIDERストレージエンジンについて2度に渡りブログで紹介した(その1:Not Only NoSQL!! 驚異的なまでにWRITE性能をスケールさせるSPIDERストレージエンジン、その2:快適スケールアウト生活への第一歩。SPIDERストレージエンジンを使ってみよう!)が、SPIDERの作者である斯波氏は、実はもう一つ驚くべきストレージエンジンを開発している。その名も、VPストレージエンジンだ。ちょっと地味な名前だが、VPとは、Vertical Partitioning(垂直パーティショニング)の略で、複数のテーブルの上にVPストレージエンジンを被せて、垂直パーティショニング(カラムごとにデータを格納する領域を分ける)を実現するというものだ。他のテーブルの上に被せるアーキテクチャをとっているという点では、VPとSPIDERの発想は同じである。以下は、VPストレージエンジンの動作

    まるで魔法のようなストレージエンジン??VP for MySQLによる驚愕のテーブル操作テクニック。
  • Not Only NoSQL!! 驚異的なまでにWRITE性能をスケールさせるSPIDERストレージエンジン

    Webサービスでは、世界中からのトラフィックを捌く必要があるため、いくらチューニングしようとも一台のRDBMSでは捌ききることが出来ないのが常だ。MySQLは最初からマスター・スレーブ型のレプリケーション機能が搭載されており、スレーブをたくさんぶら下げることによって参照の負荷をスレーブに割り振るというスケールアウトによってその問題に対処してきた。スレーブによるスケールアウトは、参照(=PV)が多いWebサイトと非常に相性が良く、幾多のWebサイトにおいて実績を作ってきているし、まだまだ利用されている。 しかしながら、サイトのトラフィックが劇的に増加してくるようになると、レプリケーションによる負荷分散では追いつかなくなってきた。そこで人々がとった選択肢は、memcachedを利用することである。memcachedはインメモリ型の高速なKVSであり、参照・更新性能はMySQLより格段に高い。M

    Not Only NoSQL!! 驚異的なまでにWRITE性能をスケールさせるSPIDERストレージエンジン
  • たった3秒でInnoDBのデータローディングが快適になるライフハック

    MySQLに限った話ではないが、データベース管理システムに大量のデータを投入するのは時間が掛かり大変苦痛を伴う作業である。劇的に効能があるわけではないが、MySQLを利用しているとき、特にInnoDBを使っている場合にはデータの投入を高速化するためにいくつかテクニックがあるので紹介しよう。皆さんの作業時間が短縮され、少しでも早く帰路に着いたりサービスインさせたりという形でお役に立てれば幸いである。ちなみに、タイトルはネタであるのだが、もし当に3秒で以下の全ての設定を行えた人が居たら教えて頂きたい! ログファイルサイズの調整データ投入時に限った話ではないが、ログファイルサイズを調整するのは更新性能にとって非常に重要なファクターである。バッファプールのサイズが重要なことに代わりはないが、同じぐらいログファイルのサイズも重要である。InnoDBはログファイルを使い切ってしまうと、バッファプール

    たった3秒でInnoDBのデータローディングが快適になるライフハック
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