東京に赴任してから2年が過ぎ、改めて感じることだが、韓日両国の関係悪化をもたらした真の理由は、両国国民のコミュニケーション方式の違いにあるのではないかと思う。特に、間接話法や引用句、あいまいな語尾の処理などで塗り固められた日本の政治家たちの話を聞いていると、今でもあの人は何を言っているのか、混乱する場合が多いが、そのような例を挙げるとキリがないだろう。 日本軍「慰安婦」問題に対する韓日政府当局の12・28合意が発表されてから、殺到する韓国内の反応を見ながら、そういう考えを改めて確信するようになった。個人的には、安倍晋三首相は「歴史修正主義者」だと考えているし、そういう意味で韓国人が安倍首相の歴史認識を批判するのは構わないと思う。しかし“誤解”に基づく批判であれば、問題の解決には全く役に立たず、むしろ韓国の地位を萎縮させる可能性もある。 安倍首相は、今月18日の参議院予算委員会で「今まで『政
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