Microsoftは、米国防総省の100億ドル(約1兆1000億円)規模のクラウドプロジェクト「JEDI(Joint Enterprise Defense Infrastructure)」に関してはいまだ契約の最終承認に至っていない。しかし、国防関係の事業で結果を出していないわけではない。軍との事業の最新の成果として、Microsoftは米国時間3月31日、「HoloLens 2」をベースにした米陸軍のヘッドセット「IVAS(Integrated Visual Augmentation System)」が、試作から量産と配備の段階に入ると発表した。 陸軍はこの拡張現実(AR)ヘッドセット12万台をすでに発注しており、契約総額は10年間で最大218億8000万ドル(約2兆4200億円)に達する可能性があると、Microsoftでは述べている。 Microsoftはここ数年、陸軍と共同でIVA