私がWebサイトの制作を仕事にし始めたのは10年前。当時はまだWebが企業の中で明確な機能を持っておらず、機能性よりも芸術性が高く評価されていました。もちろん、私もFlashの表現力を重視した仕事をしていました。メディアで少しずつWebの可能性や市場を取り巻く環境の変化が語られるようになると、機能面が評価され、仕組みへの投資が増えました。表現力に加え、「実際に役立つ」Webサイトへのニーズが生まれ、私たちは今の会社を立ち上げました。 The Digital Motorization しかし今、クライアント企業を巻き込んで更なる変革が起きています。誰もがユーザーとなり、技術を意識せずに利便性を感じるようになりました。これは1960年代にアメリカで自動車が一般層へと浸透した「モータリゼーション」のようなものかもしれません。そして、クライアント自身がWebを日常的に使うようになった事で、マーケ