川端裕人さんの『不完全な世界で「子どもを護る」ことについて考える』(中央公論3月号)について。 例の「東京都青少年の健全な育成に関する条例」を題材に、根拠に基づいた防犯や、市民社会においてわたしたちが行動するために考えるべきことなど。 キーフレーズのひとつは、 いずれにしても、リスクはゼロになりえず、どこで折り合いをつけるかというのが我々のテーマだ。 体感治安が悪くなっているということは、わたし自身も感じている。 わたしが育った時代よりも、ずいぶんと息苦しいような、親として気をつけるべきことが多すぎるような、そんな感覚。 川端さんの論文はまさに、「何を、どこまで?」について、どう考え、行動していったらよいのかを論じている。 医療問題や食の問題にもつきまとう「ゼロリスク志向」の弊害がここでも登場する。 つまり「本来あってはならないこと」だけど、決してゼロにすることはできないリ
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