幼虫が作る泡 アワフキムシ(泡吹虫)は、アワフキムシ上科 (Cercopoidea) に属するカメムシ目の昆虫の総称。幼虫が排泄物をあわ立てた泡状の巣を保護のため用いているのでこの名がついた。 成虫[編集] 成虫も幼虫と同じように草の汁を餌とする。外見や体構造はツノゼミやハゴロモに似ている。翅の面積は体重に対して大きめで、飛翔時の挙動は埃のようにふわふわと舞っているような印象を受ける。風のある日はすぐに飛翔できなくなってしまう。 幼虫[編集] 幼虫の構造の模式図 アワフキムシの幼虫は多年生の植物にしがみついて口針を維管束に刺し、そこの道管を流れる液にわずかに溶け込んだアミノ酸やミネラル分を栄養としてほとんど移動せずに暮らす。その際、道管には大量の水分にわずかにしか栄養分が溶け込んでいないため、消化管の一部が変化した濾過室で栄養分を濃縮しつつ吸収し、大量の水分を排泄する。道管には篩管のように