新発見の「STAP(スタップ)細胞」はこれまでの万能細胞と異なり、眠っていた力を呼び覚まして、自ら万能化する。開発した理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)は、「王子様にキスされて目覚めるお姫様」になぞらえた。
![キスでお目覚め「お姫様細胞」 小保方さん、幻の命名案:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8165ac4b677f6c50f697cabdd7e6df823dcd7c3b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20140201002087_commL.jpg)
公式行事に出席する機会も増えているくまモン=5月、熊本県庁 全国的にも人気の熊本県のキャラクターくまモンが、27日の県議会で「行事でのマナーに問題がある」とのおしかりを受けた。 この日の特別委員会で自民の山本秀久議員は、くまモンが県のPRキャラクターとして成長していることに理解を示す一方で、「正式の式典でふざけていると感じる場面がある。礼儀をきちんとさせないとだめだ」と「しつけ」の必要があると指摘した。 くまモンは会話ができない分、常に手足で感情を表現する。そのしぐさが「ふざけている」と映ったようだ。最近は公式行事にもひっぱりだこのくまモン。PRする県くまもとブランド推進課は「本人はサービスのつもりなのでしょうが……」と困惑気味。今後は「時と場所を考えた対応を教えます」。(安倍龍太郎) 関連リンク〈MY TOWN熊本〉未成年 飲酒運転 ダメだモン(9/26)〈MY TOWN熊本〉県観
関連トピックスイラン原子力発電所欧州連合(EU)東京電力 東京電力福島第一原発の事故をふまえ、新たに原子力規制を担う原子力規制委員会を設ける法案が15日、衆院環境委員会で可決された。午後の衆院本会議で可決される。法案は今国会で成立し、規制委は9月までに発足する見通しだ。 民主、自民、公明3党の合意による議員立法。原発を推進する経済産業省から原子力規制部門を切り離し、独立性の高い規制委を環境省の外局として設ける。原発の運転期間は原則40年とするが、規制委発足後に見直しを「速やかに検討」すると付則に盛った。 イランから原油を輸入するタンカーが事故を起こして損害賠償の責任を負った場合に対応する法案も、衆院本会議で可決される。政府が海運会社の賠償額を76億ドル(約6千億円)まで肩代わりする。イランの核開発疑惑で欧州連合(EU)が域内の保険会社に賠償保険の再保険の引き受けを7月から禁じる方向に
ヒナにエサを与えるツバメ=フォトグラファーの佐藤信敏さんが川崎市内で撮影 最近ツバメを見かけましたか――。日本野鳥の会は、愛鳥週間(バードウイーク)が始まる10日から、減少が心配されているツバメ情報の提供を全国に呼びかける。同会会長で俳優の柳生博さんが9日、環境省で記者会見して発表した。 同会によると、ツバメ減少の背景として、エサ場である水田や巣作りができる日本家屋の減少、天敵であるカラスの増加が考えられるという。アンケートでは、身近に見かけたツバメの数の増減や、自然環境の変化などを聞く。生息環境の変化などを把握し、保護につなげることが狙い。 同会ウェブサイト(http://www.wbsj.org/)で、7月末まで実施する。柳生さんは「ツバメが機嫌よく暮らしていける環境かどうか、調査をきっかけに考えてもらいたい」と話す。 関連リンク日本野鳥の会ホームページ
印刷 ツチガエルをくわえたものの、のみ込めないシマヘビ=吉村友里さん提供カエルグッズを手にする吉村友里さん=岡山市 ヘビににらまれても食べられない!?――。そんなカエルがいることを九州大学の大学院生、吉村友里さん(27)らが確認し、10月中旬に岡山大であった個体群生態学会で発表した。イボから出す分泌液の味や臭いでヘビの捕食から身を守っているらしい。 イボガエルとも呼ばれるツチガエル。体長約5センチで、北海道から九州の水辺に広く分布。ヘビにかまれるなどの危害を受けると、背中のイボから青臭い汁を出す。この分泌液のおかげでヘビに食べられないのでは、とのうわさは以前からあったという。 うわさを確かめようと、吉村さんら九大生態科学研究室のメンバーはシマヘビ34匹にツチガエルを与えてみた。すると、かみつくヘビはいたが、のみ込めたヘビはいなかった。かんだ直後に口をよじらせ、何かを吐き出すような様子
印刷 自転車通行可の歩道の要件 警察庁は25日、これまで自転車の通行が許されていた一部の歩道のうち、幅3メートル未満の歩道は許可しない方向で見直すことを決め、全国の警察本部に通達を出した。歩行者との事故を減らすのが目的で、通行できる歩道でも悪質な例は交通切符を切って厳しく対応するよう求めている。規制強化の一方で、自転車道を新設するなど環境の整備も進める方針だ。 「軽車両」の自転車は、原則として歩道を通行してはいけないことになっている。例外は、13歳未満の子どもや70歳以上のお年寄りが運転する時くらいだ。 ただ、歩道の幅が2メートル以上あり、歩行者の邪魔にならない場合は、各都道府県警の判断で自転車の通行が許可されてきた。こうした歩道が全体の5割近くを占めるとみられる。 通達では、道幅の要件を「3メートル以上」に引き上げ、これに満たない歩道は、歩行者がとても少ない場合や車道を通るのが危
印刷 ハヤブサの仲間、ヒメチョウゲンボウ。同じ猛禽類のタカやワシの仲間よりオウムに近い?=Jan Ole Kriegs氏撮影、ネイチャーコミュニケーションズ提供オウムの仲間のコンゴウインコ=Jan Ole Kriegs氏撮影、ネイチャーコミュニケーションズ提供スズメ目のハタホオジロ=Jan Ole Kriegs氏撮影、ネイチャーコミュニケーションズ提供 スズメなどの小鳥にとって、分類上一番近い関係にあるのはオウムだった、とする新たな解析結果が、米独の研究者による共同研究で明らかになった。24日、ネイチャーコミュニケーションズ(電子版)で発表する。 チームは、染色体上のゲノムを解析し、レトロポゾンと言われる特徴的な配列をどのように共有しているかを分析した。その結果、スズメやハタホオジロ、フィンチなどスズメ目に最も近い共通祖先を持っているのはコンゴウインコなどのオウムの仲間で、さえずりはこ
パンダのベンチ=愛媛県愛南町の南レク馬瀬山公園 愛媛県愛南町の「南(なん)レク馬瀬山(ばせやま)公園」に置かれているパンダのベンチが、「かわいくない」「目つきが怖い」と観光客の人気を呼んでいる。 3年前に公園の職員が塗り直したところ、柔和だった表情が一変した。「いわゆる一つの塗り間違い」と担当者。元の写真をとるのを忘れたためという。 数年おきに塗り直すが、テレビでも取りあげられて関東から訪れる人もあり、しばらくは今の顔にする。担当者は「次は元の写真をとっておきます」。
卵を抱く「女王エビ」=神戸市立須磨海浜水族園提供ハサミで威嚇して外敵の侵入に備える「兵隊エビ」たち=神戸市立須磨海浜水族園提供エメット・ダフィーさん=神戸市立須磨海浜水族園提供 ハチやアリだけでなく、エビの世界にも「女王エビ」や「働きエビ」が――。群れの中で役割を分担し、高度な社会生活を営む生物が海中にもいることを発見した米国の海洋生態学者に、神戸市立須磨海浜水族園が設けた第1回「神戸賞」が贈られる。7月10日に授賞式と受賞記念講演会がある。 受賞したのは米ウィリアム・アンド・メアリー大学バージニア海洋科学研究所のエメット・ダフィーさん(50)。研究によると、中南米カリブ海の海綿動物に寄生して暮らす体長数センチのテッポウエビは、約300匹の群れで生活する。卵を産むのは「女王エビ」だけで、「働きエビ」は女王にエサを運ぶ。「兵隊エビ」は敵が近づくと、前脚のハサミをパチンと閉じて衝撃波を発生
ハコクラゲが持つ水上を見つめる「目」。「上部レンズ眼(ULE)」と呼ばれ、クラゲの姿勢によらず上を向いている=カレント・バイオロジー掲載の論文から カリブ海にすむ体長1センチほどの毒クラゲ「ハコクラゲ」が、水中から頭上のマングローブ林を見上げて泳ぎ、エサのプランクトンが豊富な場所を探す能力があることがわかった。クラゲのような「下等」と思われる生物にも精巧な視覚系がある例として注目される。米専門誌カレント・バイオロジー最新号に掲載された。 論文によると、ハコクラゲには「上部レンズ眼」と呼ばれる目があり、水中でどんな姿勢になっても上を向く仕組みがある。目の構造から、8メートル以内の距離なら林の茂り具合を認識できると考えられるという。プランクトンは、林があまり茂らず太陽光が差し込むところを好む。クラゲは林の茂みの隙間を探し、その下に移動しているらしい。 ハコクラゲには「上部レンズ眼」を含む
沖縄の「かりゆし」姿のクールビズも。官邸に向かう小泉純一郎首相(当時)=2005年6月 福島第一原子力発電所の事故にともなう夏の電力不足に備え、経済産業省の官僚が超軽装の「節電ビズ」に知恵を絞っている。 日中の電力消費を抑えるにはエアコンの設定温度を上げるのが早道。そこで、上着なし、ネクタイなしのクールビズを超える徹底した薄着案が浮上。若手職員から「この際、Tシャツ・短パンで」との声が出た。 役所らしさを重んじる年配の職員もおり、海外の高温多湿国の正装などを参考に議論が続いている。(福田直之)
日本の分子生物学研究を切り開いた一人で、科学者出身の思想家として知られた京都精華大学名誉教授の柴谷篤弘(しばたに・あつひろ、本名横田篤弘〈よこた・あつひろ〉)さんが25日、肺炎のため死去した。90歳だった。通夜と葬儀は近親者のみで執り行われる。喪主は妻真佐子さん。自宅は公開していない。 堺市生まれ。京都大理学部を卒業し、広島大教授、オーストラリア科学産業研究機構研究員、関西医科大教授、京都精華大教授などを歴任。1992年から3年間、同大学長を務めた。 戦後間もない時期から核酸(DNAとRNA)の重要性を認識し、国内初の分子生物学研究組織と言える「核酸研究会」の設立に参加。60年に当時の研究をまとめた著書「生物学の革命」は、多くの科学者に影響を与えた。 大学紛争をきっかけに「外国から日本を見直す」とオーストラリアに渡って19年間滞在。帰国後は「科学批判から差別批判へ」など科学者の社会的
室町時代、東北から関東の太平洋岸を巨大津波が襲った可能性があることが、産業技術総合研究所の調査で分かった。東北地方南部沖で起きたマグニチュード(M)8級の地震による津波らしい。この地域は9世紀にも国内最大級の津波の痕跡が確認されており、数百年間隔で巨大地震による津波が繰り返されている可能性がありそうだ。 産総研によると、宮城県石巻市、山元町、茨城県日立市の地層から大津波で運ばれたとみられる砂などが見つかった。最大で海岸線から約1キロ内陸側で確認された。 年代分析の結果は、1200〜1650年とばらついたが、産総研海溝型地震履歴研究チームの宍倉正展チーム長は「室町初期(14世紀)前後が多い。分析精度も考えると同一の津波による痕跡とみられる」と話す。 この海域では平安時代(869年)にもM8を超す大地震が発生、「貞観(じょうがん)津波」と呼ばれる大津波が起き、千人を超す死者が出たと古文書
土産物店に並んだ「ひこにゃん」(左)と水兵服を着た「ひこねのよいにゃんこ」のぬいぐるみ=滋賀県彦根市 滋賀県彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」の原作者が考案した「ひこねのよいにゃんこ」を巡り、同市は9日に開かれた議会運営委員会で、原作者側のほか「よいにゃんこ」の商品を製造・販売する業者4社を相手取り、販売の差し止めと損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こすことを説明した。近く提訴についての議案を提出し、採決を求めるとしている。 議案説明によると、市が商標権と著作権を持つ「ひこにゃん」と類似したキャラクターの商品を、原作者側や業者らが製造・販売していることは、著作権法や不正競争防止法に違反していると主張。販売の差し止めとともに、不当利益分を含む賠償金約4900万円の支払いを求めるとしている。 市は昨年6月、原作者側を相手取り、商品の販売差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申し立て、12
九州新幹線全線開通記念で発売される弁当「銀河鉄道999 さくら」九州新幹線全線開通を記念して発売される弁当「銀河鉄道999 さくら」 九州新幹線が全線開通する12日、北九州市小倉北区の弁当会社「丸ふじ」が新作「銀河鉄道999(スリーナイン) さくら」を博多駅などで売り出す。税込み999円。 小倉育ちで999を生んだ漫画家、松本零士さんが包装も食材も監修。イワシのぬかみそ炊き(小倉)や明太子(めんたいこ、博多)、阿蘇高菜(熊本)など沿線の味覚を詰めた。 さくらは新幹線の列車名にちなむが、門出の春を祝う意味も。漫画では、999で旅立つ主人公、星野鉄郎も食いしん坊だった。何より「まず腹ごしらえを」と同社。
鳥の前脚(翼)の指は恐竜と同じ構成でできていたことが、東北大の田村宏治教授らのグループの研究でわかった。恐竜から鳥に進化したとする説を証明する決定打と言える成果だ。米科学誌サイエンス(電子版)に11日、発表する。 恐竜の指は、化石の分析などから、薬指と小指が退化して親指からの3本が残ったとわかっている。古生物学的には鳥類の指も形態が似ており恐竜起源説が有力視された。 一方、発生学的には鳥の前脚にあたる翼の骨にある指は、指の原形ができる位置などから人さし指、中指、薬指の3本と考えられていた。古生物学と発生学の見解の違いから恐竜起源説が有力なものの長年、断定できずにいた。 田村教授らはニワトリの卵で、受精後3日〜3日半の時点から発生の過程や遺伝子の働きなどを調べた。ニワトリの翼の指は発生初期、人さし指、中指、薬指の位置にそれぞれの原形になる細胞の固まりがあり、これがそのまま指になったと考
オタマジャクシのような格好をしたホヤの幼生。体長は0.5ミリほど=岡村康司教授提供 背骨のない無脊椎(せきつい)動物のホヤの赤ちゃんが泳ぐ仕組みを、大阪大の岡村康司教授(生理学)らの研究グループが解明した。数少ない筋肉細胞一つ一つの収縮に強弱をつけることで泳いでいた。オタマジャクシのような形をしているが、背骨のある魚やオタマジャクシとは異なる仕組みだった。生物の進化の過程を解明するのに役立つという。24日、米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。 ホヤ(カタユウレイボヤ)は成長すると岩礁にはりついているが、生後6〜7時間はオタマジャクシのような格好で泳ぎ回る。研究グループは、筋肉を収縮させる働きがあるカルシウムをどう取り込むのかを調べた。ホヤの赤ちゃんは、神経伝達物質の量の違いで開く細胞膜の穴を使って体液中のカルシウムを取り込む量を調節し、個々の筋肉細胞が収縮する度合いに強弱を
ロシア南部アルタイ山脈の「デニソワ洞穴」で見つかった5万〜3万年前の人類の指の骨について、細胞核DNAを抽出して全遺伝情報(ゲノム)を解読した結果、現代の南太平洋メラネシア人に遺伝情報が一部受け継がれている可能性が高いことが分かった。国際研究チームはこの「デニソワ人」がアジアにも広く分布していたとみられると、23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。 指の骨は2008年に見つかり、ドイツ・マックスプランク研究所を中心とする同チームが今年3月、細胞小器官ミトコンドリアのDNA解読結果に基づき「デニソワ人は未知の人類」と発表していた。しかし今回、より重要な細胞核DNAを解読したところ、23万〜3万年前にユーラシア大陸西部に生息したネアンデルタール人に近い姉妹グループと判明した。 進化史上、人類とチンパンジーの分岐が650万年前とすると、ネアンデルタール人やデニソワ人が現生人類との共通祖先から
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