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ブックマーク / kkbt2.hatenadiary.org (7)

  • No more "more" - β2

    自分が愛した商品なりブランドなりが、いつのまにか変節してしまって気に入らないものになってしまうことがある。多くの人に好かれるようになったはいいけれど、なんだかわけのわからないものになったり。そのあと、生き続けてくれればいいけれど、飽きっぽい大勢の人たちにつかまって振り回されたあげく、見るも無残な姿になることもある。 提供する人たちの視界には、きっと別のものがうつっているのだろう。前年比105%を達成しなければいけない。類似した競合品が出てきた。固定ファンはいいけれど、新規ユーザーが入ってこない。店頭をテコ入れしなければいけない。確立したブランドがあるから、これをベースに商品ラインを広げていこう、など。どれもよくわかる。 グループの大きさには閾値がある。たとえば企業の部署なんかだと、20人あたりを超えてきたあたりから制御が難しくなり、部員同士の相互作用が鈍くなってくる。会社レベルでいうと、1

    No more "more" - β2
    akkun_choi
    akkun_choi 2012/06/17
    必要以上のもの
  • 私は役員になれない - β2

    私は役員にはなれないのだろうなと思う。ばらばらな知識しかなくて、持論の体系を持っていないからだ。 いろいろな会社の役員の方と関わる機会がよくある。全員がそうだとはいわないけど、彼らは驚くほど似通っている。彼らはなんらかの「持論」を持っている。時間をかけて練りあげられた持論は聞いているだけで面白くて、それをアンソロジーにしたらベストセラーが生まれると思う。この持論は体系立っていて、かつ主観的だというのがポイントだ。その人が世界を見る角度がはっきりと出ている。どの持論も違っていて、偏っていて、面白い。 持論は偏見から生まれる。客観的な持論などというものは存在しない。客観性を目指すと学説になる。そしてビジネスにおいてそれをやろうとすると、情報不足で人生がタイムアップになる。 原発の検証番組では、前の首相は様々な場面において「十分な情報が回って来なかった」ことを強調していた。情報が不十分であった結

    私は役員になれない - β2
    akkun_choi
    akkun_choi 2012/05/31
    持論は偏見から。客観的な持論は学説。
  • 賢さのオルタナティブ - β2

    私の周りに、社会人として留学する人たちがたくさんいる。ところが自分は勉強をしたいという気分にならない。向学心が足りない。 誰もがそう考える程度に、私も賢くなりたいとは感じている。ところが勉強するとなると気が乗らない。嫌だというイメージより、どうもピンとこない。自分のなかにある賢さのイメージと勉強のイメージがつながらない。 ある文豪が娘に掃除のやり方を教えた話を思い出す。文豪は、明確な掃除の「型」を持っている。娘に掃き掃除などさせると、動きに無駄が多い。娘自身にとっては自然な動きであろうが、父親が手を見せると、なるほど無駄が多いという話。 娘はいつしか掃除の「型」を覚えて、意識しなくても型どおりにできるようになるだろう。この型どおりにできるようになる、というところが一般的な勉強のイメージだろう。この勉強のイメージがピンとこないのだ。どちらかというと重要なのは、自分にとっての自然な動きが、型

    賢さのオルタナティブ - β2
    akkun_choi
    akkun_choi 2011/05/13
    無意識を意識化、型
  • コントロール幻想 - β2

    古武術系の人は呼吸法について、「カラダの能的な動きのうち、唯一じぶんでコントロールできるのが呼吸なのです」という。だから、呼吸法に意味があるのだという。その言葉を聞いた当初は、よくわからなかった。 なにがコントロールできるのか、なにがコントロールできないのか。そういう観点で世の中を眺めた経験はそうない。そういう観点でみると、なにがわかるんだろうか。 社長の成功談で聞く類型のひとつとして、目標はコントロールできる形にしておかなければならない、というものがある。営業職の人に、○○円を売り上げろ、という目標は筋が良くない。売上金額というのは、営業職ひとりでコントロールできるものではないからだ。彼がコントロールできることは、何日間で何人と会う、とかそういうことだ。 テニスコーチのガルウェイはこう言う。「あなたの打ったボールはどのくらいの距離でアウトしている?」彼は、「ボールを枠内に入れろ」とは言

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  • 分業が熱い - β2

    スティーブ・ジョブズは、ちょっと前に自分の役割をこう話している。 アップルを知るために重要なことのひとつは、極めて協調して仕事をする会社だということ。アップルには内部団体がひとつもない。スタートアップのような組織だ。世界で最大のスタートアップ企業。毎朝3時間ミーティングをして、すべてのビジネスについて、どこでなにが起きているか情報交換をする。大得意なのは、課題をどう分割してチームに分担させるかを判断すること。チームどうしも話し合う。だから、わたしが一日じゅうやっているのは、優秀な人々のチームと顔をあわせて話すこと。優秀な人々を集めるには、かれらにアイデアを出させること。わたしもアイデアで貢献する。そうでなければここにはいない。 (速報:スティーブ・ジョブズ インタビュー@ D8) 「大得意なのは、課題をどう分割してチームに分担させるかを判断すること」という言葉、どうもひっかかる。大得意だと

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  • やる気は出し惜しむべき - β2

    昔からやる気がない。大学で他己紹介をしたときに「驚くほどやる気がない」と言われたほどだ。同い年で実業家になっている人とか、ポジティブにガンガンやっている人とか、頼むからそんなにやる気を出してくれるなよとさえ感じてしまう。 しかも夢がない。小学校の論文集の最後のページに、「みんなの夢」みたいなのがあって、自分のを見ると頭が痛くなる。「金持ちだが悪い人にはならない」。なんだこれは。薄っぺらすぎる。 やる気が出る10の方法みたいなのを見ても、そこで「へぇ」と思って、実行に移さないくらいやる気がない。 強みもない。面接で「あなたの強みは?」と聞かれても、思わず「強みというのは環境によって決定されるので、いつかの弱みはいつかの強みになったりします、つまり特徴ということですよね?」と内心思うがやる気がないので口に出す気力さえない。 感覚なんだけれど、やる気は毎日10ccくらいずつだけ出ている分泌液だ。

    やる気は出し惜しむべき - β2
  • ミステリーとしての企画作業 - β2

    国語、とくに現代文という分野の試験問題には謎が多いと思っていた。文章が掲示されて、ここで伝えようとしていること、あるいは主人公の気持ちとして当てはまるものを選べという種類の問題。このような問題で、当に一つの模範解答があるのだろうか。 自分が受験生だったころ、最も素晴らしい見識だなと感じたのは、「問題を作っている側としては、答えがぶれるような問題を出してしまうと批判に晒される。だから、文のここがこうなっているからこの答えしかないんだ、というものを作るしかない。そのことを理解すべき」というもの。カリスマ講師は、そう言っていた。間違いなくその通りだ。 問題のとらえ方には、パズルとミステリーがあるのだという。マルコム・グラッドウェルの著書には、足りない情報を探すのがパズル型で、逆に情報自体は十分にあるのがミステリー型だというふうに書いてあった。解くためには、パズルにおいては発信者がなんの情報を

    ミステリーとしての企画作業 - β2
    akkun_choi
    akkun_choi 2011/04/10
    パズル型:システムで閉じてる。ミステリー型:システム外の視点を要する。ミステリーを解く探偵の養成
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