東京駅の八重洲地下街に巨大な端末が設置されたのをご存じだろうか。ディスプレイには飲食店の映像と案内が映し出され、音声も流れている。その下にはクーポンが置かれてあり、クーポンを手に取ろうとすると、さわやかな香りがふわっと漂う――。 この端末は、リクルートが実施しているデジタルサイネージ(電子看板)の実証実験によるもの。同社が開発した動画作成ツール「コマーシャライザー」で動画広告を作り、しゃぶしゃぶやカレーショップ、カフェといった八重洲地下街の飲食店16店舗の動画広告を、ディスプレイに映し出している。 ディスプレイの上には定点カメラが取り付けられており、端末利用者の年齢や性別、画面を見た時間などを測定する。クーポンの取得数や利用数などのデータと合わせて、デジタルサイネージの広告効果を検証する。端末は、朝、昼、夜の時間帯ごとに柑橘系などの香りが出る仕組みとなっている。人間の嗅覚に訴えかける広告と
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