2~3年ほど前から、海外での取り組みが紹介されることで、日本でも徐々に語られる機会が増えた「マーケティングオートメーション」。先週、米調査会社eMarketer(イーマーケッター)が発表したレポートによれば、今年を境に、これまで以上に広く企業に普及し始めそうだ。 イーマーケッターの定義によれば、マーケティングオートメーションとは「キャンペーン管理や顧客セグメンテーションに加え、見込み客の発掘と育成を含む、多様なチャネルに対するマーケティング活動の効率化、および成果に至るまでの数々のステップの自動化を行うためのソフトウエアプラットフォームおよびテクノロジー」とされている。この関連市場は、今後年平均8.6%の成長率を見せ、2019年には2014年の1.5倍の規模、金額にして約55億ドル(約6550億円)にまで成長すると予測されている。 実際、米国では既に45%の企業が何らかの形でマーケティング