ブックマーク / emls.jugem.jp (3)

  • 1903年12月17日の海辺 | Eat Much, Learn Slow (& Don't Ask Why)

    先日おこなわれたホン・サンスのヒット祈願飲み会の席で、ひとりだけホン・サンスが満席かなんかで別の映画を見に行ったひとがいて、感想を聞いたらまれに見るひどさだと言うのだけど、どんなもんなのかの説明を聞いているうちに、逆に見たい欲がどんどん高まってきてしまったのだった。以下、簡略化したやりとり。 A「基的には主役のふたりのアップが多くて……」 B「それってドライヤーのジャンヌ・ダルクっぽいな」 A「誰の視点なのかわからない海や空のショットが頻繁に挿入されるし」 B「なんかゴダールみたい」 A「全体には余白が多くてぼんやりした感じで、見る側はそこに自分の心情や経験を投影するような映画だよ」 B「ホン・サンスだ!」 それで居ても立ってもいられなくなって、チケット・ショップで買った前売券を口にくわえてさっそく見に行ってみると、上に挙げた作家たちの痕跡がたしかに見て取れるだけでなく、タクシーの窓や病

    1903年12月17日の海辺 | Eat Much, Learn Slow (& Don't Ask Why)
    akttkc
    akttkc 2014/08/22
    "「待てよ、この書き方なら、たいして面白くない映画をさも面白そうに見せることもできるんじゃないか」と思いついて、面白半分に実行した輩たちがいたはずで、この文章はそうした輩たちに捧げられる。批評から笑い
  • 濱口竜介レトロスペクティヴに(勝手に)協賛 | Eat Much, Learn Slow (& Don't Ask Why)

    明日28日から、オーディトリウム渋谷で濱口竜介監督のレトロスペクティヴ( →☆ )が始まります。それにあわせて、INTROで濱口監督にお話を伺いました。上映される全作品についてのコメント、および、これまでのキャリアの紆余曲折についてなど、盛り沢山の内容となっております。全5ページ、12000字くらいあります。まずはこちらからどうぞ →☆ 最初の部分でも触れているとおり、一部では高い評価を受けているものの、濱口監督の作品は現在まで1も商業的な劇場公開がされていません。まあいま現在、それがなにほどのものか、という気も少しはしますし、「劇場公開されていないが一部では高い評価を……」という言い方ももはやクリシェである、と言われれば否定はできません。 それでも、わたしが、いわゆる現代日のインディーズ映画の熱心な観客でないことをお断りした上でなお、濱口監督の作品はもっと盛大に見られるべきだと考えま

    濱口竜介レトロスペクティヴに(勝手に)協賛 | Eat Much, Learn Slow (& Don't Ask Why)
    akttkc
    akttkc 2012/08/06
  • ある俳優の復讐 | Eat Much, Learn Slow (& Don't Ask Why)

    わたしの見聞きする限りにおいては、という条件付きで申し上げるならば、俳優・女優さんのファンというものは、ほかの種類のスタッフ(監督、脚家、カメラマンからケイタリングに至るまで)のファンなどとは比べ物にならないほど熱心というか狂信的であることがしばしばのように思われ、そのこと自体はまったく何の問題もないものの、そうした熱心さがときどき、度を過ぎた行動を呼び起こし、たとえばその俳優・女優の名前だけで検索するという原始的なやり方でわたしのブログにまでたどり着いてしまわれたりもする。いったい検索結果一覧の何ページ目まで愚直に見ていけばそんなことが可能になるのか。 これから書かれるであろう文章は、そうしたひとたちの中にある種の反応を呼び起こす可能性があり、ですからここで、エルヴィス・コステロが『オールモスト・ブルー』でしたように警告をしておきたいのですが、たぶんあなたの知りたい情報は、それがどんな

    ある俳優の復讐 | Eat Much, Learn Slow (& Don't Ask Why)
    akttkc
    akttkc 2011/07/19
    織田裕二に関して。面白かった。がぜん見てみたくなってしまうけれど見ても「あー」と言って苦笑して終わるんだろうけれど。
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