沖ノ鳥島港湾工事事故(おきのとりしまこうわんこうじじこ)は、2014年3月30日に、東京都小笠原村沖ノ鳥島で発生した港湾工事の事故。 概要[編集] 沖ノ鳥島において五洋建設が請け負った港湾整備事業で、作業中に桟橋がひっくり返り、作業員16人が投げ出された。事故当日に5人の死亡、2人の行方不明、4人の軽傷が確認された[2]。行方不明になっていた2人も後に遺体で発見され、この事故による死者数は計7人となった[3]。 国土交通省による7月2日の中間報告によれば、桟橋の補強などにより重量が設計よりも増したうえ、もともと桟橋上にあったクレーンの設置場所が中心からずれていて不安定になったことが、事故の原因となった[4]。 2019年12月26日、横浜海上保安部などは、工事を受注した共同企業体の設計担当だった男性ら2名を業務上過失致死傷の容疑で東京地方検察庁に書類送検し、「容疑者の2名は、海上に浮かべた