日本の外務省が公開している戦後日本の対外協力実績をPRした広報動画に対し、韓国メディアが強い反発を見せた。わずか2分間の動画の中で韓国がらみの映像が登場するのは、ごくわずかなのだが、「アジアの繁栄は日本の援助のおかげだといっている」「あきれた主張」「傲慢」と、非難のトーンをあげている。(ソウル 名村隆寛) 韓国メディアが問題にしているのは、24日に公開されたとされる外務省の広報動画、「戦後国際社会の国づくり 信頼のおけるパートナーとしての日本」だ。 2分間ちょうどの動画の中で、「日本は平和国家としてアジアの平和と繁栄を作り、国際社会の国造りに積極に関与してきました」「アジア発展の基礎を作った」「民間投資を促進し、持続的経済成長をもたらした」などの表現が出てくるが、「日本のおかげ」という表現は全くない。 だが、韓国メディアはこれらの表現に食らいついている。朝鮮日報(27日付)は、1面の見出し