希望退職の先には「絶望」健康社会学者、河合薫さんのエントリー「リストラターゲットは50代。希望退職の先にある『絶望』」を読んで、反論したくなりました。筆者は50歳を区切りに新聞社を早期退職して3年半がたちますが、希望退職の先には「未来」があると思うからです。 河合さんのメッセージは「組織にとどまろうと、外に出ようと、大事なのは、少しばかりの勇気と謙虚な気持ちを持てる自分になることなんじゃないでしょうか」ということに尽きます。がしかし、もう少しモノの見方を変えないと、日本は変わらないでしょう。人生のレールは1本ではないからです。 まず、過去最高益を出す企業が相次ぐ中、早期退職を募集している例として河合さんが挙げておられる企業を見てみます。 東芝 ソニーのモバイル分野 セガサミーホールディングス 日本コロムビア カドカワ(旧KADOKAWA・DWANGO) 損保ジャパン日本興亜ホールディングス