シリコンバレーには男性優位なカルチャーがあると言われるが、アップルは女性社員の活用をアピールしてきた。一方、同社でセクハラなどの不適切な対応を受けた女性の多くは、人事に訴えても適切に取りあわれることなく、解雇に追い込まれた者もいた。 アップル内でいったい何が起きているのか──英紙「フィナンシャル・タイムズ」が、女性たちの訴えを元にアップルの抱える闇に迫った。 従業員による性犯罪をもみ消してきたアップル ミーガン・モアは、アップルに勤め始めて5年目の2013年、一緒に夜飲みに行った同僚の男性に付け込まれた。その同僚はモアを家まで送り、中で介抱してくれた。しかし、そのとき一瞬眠りに落ちた彼女が目を覚ますと、同僚は彼女のシャツとブラジャーを脱がせて写真を撮り、ニヤニヤしていたのだ。 しかし、モアはその事件について、アップルの人事に報告しようとはしなかった。以前、彼女は別の同僚からソーシャルメディ
情報の科学と技術 66 巻 3 号,115~121(2016) ― 115 ― 特集:研究倫理 UDC 02:000.000:000.000 査読の抱える問題とその対応策 佐藤 翔* 近代の学術コミュニケーションを最も特徴づけているのは査読制度の存在である。しかし増大し続ける研究者数とその生産論文数に,査 読制度は対応できておらず,限界を迎えつつある。その結果,従来から存在した,査読者による不正や査読者のバイアス等の問題に加え, 近年では査読者の不足,詐称査読,投稿者による不正等の新たな問題が起きている。これらの問題に対応するため,Publons やポータブル 査読,オープン査読,査読の質保障等の新たな取り組みが現れている。しかしこれらの延命措置によって査読制度を維持し続けることがで きるのか否かは現状,未知数である。 キーワード:査読,研究倫理,学術コミュニケーション,オープンアクセス,
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