←この記事にピーンときたら、ワン・クリック、お願いします! 曽野綾子の『ある神話の背景』を読みながら、「沖縄集団自決」問題を考えているうちに、いわゆる「沖縄問題」を考えざるをえなくなってきたが、たまたまネット検索をしていたら、カリフォルニア大学バークレー校の「日本政策研究所長チャルマーズ・ジョンソン」が、沖縄について、かなり本格的な分析を行っていることを知った。「見えない沖縄」「見捨てられた沖縄」「米帝国の治外法権の地としての沖縄」「日本のゴミ捨て場としての沖縄」……について語っているのを読みながら、わが国の保守派が漠然と考えている「沖縄米軍基地絶対化論」とは異なる、もう一つの「沖縄米軍基地論」であることがわかり、僕にとっても予想外の沖縄論で、ちょっと愕然としたした次第である。チャルマーズ・ジョンソンのいくつかの「沖縄論」を読むと、沖縄問題は日本国内の問題なのではなく、冷戦以後の世界史的な