ブックマーク / healthpolicyhealthecon.com (2)

  • 価値の低い医療はどのくらい行われているのか?

    ―急性期病院における多施設研究― 日の急性期病院における「価値の低い医療」の頻度や推移を大規模に調査した研究結果が、9月7日付でBMJ Openに掲載されましたのでお知らせします。価値の低い医療とは、患者さんに益を与えない(効果がない、もしくは害が上回る)医療サービスのことを指します。この研究は、宮脇敦士先生(東京大学)、徳田安春先生(群星沖縄臨床研修センター)、後藤励先生(慶應義塾大学)、小林廉毅先生(東京大学)との共同研究で行いました。 先進国における医療費は急速に増加しています。例えば、2019年の日の保健医療に係る支出(国際的に比較可能な数値で、厚生労働省が発表する国民医療費に介護費や一部の自由診療・市販薬等の額を加えたもの)は0.6兆ドルでGDPの11.0%を占めており、OECDの平均(8.8%)を大きく上回ります。医療費の急激な増加に直面し、先進各国では、価値の高い医療シス

    価値の低い医療はどのくらい行われているのか?
    akupiyo
    akupiyo 2022/09/12
    価値の低い医療とは「患者さんに益を与えない(効果がない、もしくは害が上回る)医療サービスのこと」、おふだみたいなもんか。
  • 「富の格差」が健康に悪いのか?それとも「貧困」が悪いのか?

    ※Chetty, 2016のデータから筆者が計算。データに含まれる郡(County)のデータの単純平均を取っているため実際の値とは異なる可能性がある。 図2.4つの都市の比較 (出典:Chetty, 2016を一部改変) 3.格差は富裕層の健康にのみ悪影響がある Chettyらはさらに地域ごとの特徴と、その地域の寿命の相関も評価しました。その結果、貧困層の寿命が短い一番の原因は、喫煙、肥満、運動不足といった「健康行動」であることが分かりました。その一方で、地域の医療へのアクセス、空気汚染、社会のつながり(Social cohesion)、労働市場の状況などは、地域住民の寿命との(統計学的に有意な)相関は認められませんでした。 ここで興味深いのが地域の収入の格差(Gini係数)と寿命の関係です。図3は収入下位25%の貧困層のデータです。横軸は相関係数(ピアソンの相関係数)を表しているので、右

    「富の格差」が健康に悪いのか?それとも「貧困」が悪いのか?
    akupiyo
    akupiyo 2016/10/16
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