【ソウル=名村隆寛】慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」に向けて日韓両政府が合意したにもかかわらず、韓国のソウル市が慰安婦を追悼する公園の造成や、慰安婦関連資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界記憶遺産への登録を全面支援している。日本人観光客の招致に日々努めているソウル市だが、慰安婦問題の蒸し返しが逆効果になる危険性を考慮していないかのようだ。 慰安婦追悼の公園「記憶の場」は現在、ソウル市中心部にある南山のふもとで造成が進められている。敷地は「韓国統監官邸」の跡地で、8月15日の光復節(日本の朝鮮半島統治からの解放記念日)までに完成するという。 「記憶の場」は、元慰安婦を支援し日韓合意に反対する「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」や、各界の関係者が昨年11月に推進委員会を結成し、造成に向けた募金活動を進めていた。6月末には起工式が行われ、挺対協や国会議員らのほか、敷地を管理・提供
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