いわゆるWeb系というのは研究フィールドのことを意味するので,特にコレといった技術を身につけなければWeb系研究じゃないよね,ってことはない.だからといって何も勉強しなくて良いという訳ではなく,研究テーマに応じて必要な技術というのを認識して自分で学んでいかねばならない. ここでは僕がWeb系の研究を行う上で触れてきた本を挙げてみる. 学部生時代 言語と計算 (5) 情報検索と言語処理 徳永 健伸 (著), 辻井 潤一 (編集),東京大学出版会(出版社) 難易度: ☆ 研究室に入ったときに博士学生の先輩に薦められた本.タイトルに”言語処理”という言葉が入っているが,自然言語処理の話が載っているわけではない.情報検索の概要の概要が俯瞰できて,情報検索とはなんぞやを全く知らない学生には良い入門書だと思う.テクニカルな内容は少ないので読みやすいが,内容は薄い.情報検索の評価尺度,情報検索のモデル,