米銀大手のウェルズ・ファーゴが、仮想通貨のマネーロンダリング対策ツールを開発するイギリスのエリプティック(Elliptic)に出資する。エリプティックの発表によると、出資額は500万ドル(約5億5000万円)。SBIホールディングスが主導した調達ラウンドの一環で、資金はアジアへの拡大や人員の拡充に用いられる見込み。 累計30億円、サンタンデール銀行も ウェルズ・ファーゴは傘下のウェルズ・ファーゴ ストラテジック キャピタルを通じて出資する。このシリーズBの調達ラウンドでは、SBIホールディングスやスペインのサンタンデール銀行なども投資部門を通じて出資、累計約30億円を調達することになる。 エリプティックはこの資金で事業をアジアに拡大するほか、銀行向けの仮想通貨取引所リスク評価ツール「エリプティック・ディスカバリー」の人員を拡大する。 【関連記事】SBI出資の英企業、銀行向け「仮想通貨取引所