公開仕様のWAP 移動体通信端末(平たく言えば“ケータイ”)によるインターネットアクセスの周辺事情がここのところ熱い。日本国内では、NTTドコモが独自に開発したiモードと、世界的な業界標準として開発され、日本移動通信(IDO)、セルラー、ツーカーの各社が導入したWAP(Wireless Application Protocol)の2方式が、覇権争いを繰り広げている。 今のところ、端末数400万台を超えたiモードが先頭を走る。ただし、WAP端末も各社合計で100万台と猛追を仕掛けている。多くのケータイ・インターネットユーザーは、この勝負の行方に大きな興味を持っていることだろう。 この両者には様々な差異がある。中でも大きな違いは公開仕様かどうかという点だ。NTTドコモ独自方式であるiモードは、現段階では詳しい仕様が公開されていない。一方、WAPの仕様については、WAPフォーラムによってWeb(