2006年10月12日23:38 カテゴリ地域経済 いざなぎ景気と談合は、表裏一体の関係だったのでは? 「いざなぎ」は、古事記に出てくる神さまの名前。昭和の初めは学校で神話を教えられた少年少女が多く、その人たちが戦後の経済の担い手になったので、それで「神武景気」とか「岩戸景気」みたいなニックネームが付いていたんですね。TVのニュースは「いざなぎ景気を超えた」とか言っていますが、あの頃は年に10%ぐらいの経済成長が当たり前で、いまはせいぜい1%とか2%ぐらい。もう高度成長のときのように多くの人たちが同時に、そして同じように景気の回復を実感できる時代ではなくなりました。私は、「景気」そのものが昭和の神話になったんだと考えています先日は、「福島県や岐阜県のような事件は、どこでも起こりうる」と書きました。きょうは、和歌山県で出納長が談合の疑いで捕まっています。なぜ、談合は起きるのか?村上龍のメール