7月8日、内閣府が発表した6月の景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIが49.6で、前月比13.6ポイントと統計開始以来の最大の上昇となった。5月19日撮影(2011年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 8日 ロイター] 内閣府が8日に発表した6月の景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIが49.6で、前月比13.6ポイントと統計開始以来の最大の上昇となり、DIは震災前の水準を上回った。3カ月連続の上昇。企業動向関連、家計動向、雇用関連がともに2桁の上昇となり、消費自粛の動きや生産停滞などの影響が薄れ、街角景気のマインドが元の状況に戻ってきたことをうかがわせる。 2─3カ月先を見る先行き判断DIは49.0で、前月比4.1ポイント上昇。震災以降先行き判断が先んじて大幅改善を見せてきたが、6月は現状DIの上昇幅に比べると小幅にとどまった。この結果、現状、足元ともにD