吹奏楽部の話をしようと思う。 「吹奏楽」ではなく「吹奏楽部」の話である。 わたしは中高と吹奏楽部に所属していた。 木琴フェチという奇特な小学生だったので、それが高じて中学校で吹奏楽部に入部。管楽器がまったく吹けなかったこともあり、希望通り打楽器パートに配属された。 まさかあんなブラック部活とも知らずに。 まあブラックだった。 わたしの学校はいわゆる中堅校で、かつては全国まであと1点、という成績を毎年連発していた古豪だった。 しかしながらわたしが入部した時分は、顧問が代わって2年連続で地区落ちしている状態。 きっと生徒も顧問も周囲から受けるすさまじい重圧の中挑んでいたであろう。 せめて地区大会は突破せねばというプレッシャーがあったと思う。そのため非常に厳しい指導を受けた。 そんな、公立中学校の部活なんだから、適度にやりゃいいものを。 本当につらい3年間だった。 土日祝も休みはなし、朝練はあた
ヒシアケボノとビコーペガサス。「ウマ娘」のキャラの中で最も背が高い「ボノ」と小柄の「ビコーちゃん」が並ぶと、もはや〝大人と子供〟で、性格もほのぼの⇔元気娘と正反対なのですが、2人はとってもウマが合います。親友として、ライバルとして切磋琢磨するゲーム内と同じように、同じ時期に何度も何度も同じレースを走り、90年代の短距離界を引っ張った2頭の史実を「東スポ」で振り返りましょう。どちらも、ついつい応援したくなる何とも個性的な名馬でした。(文化部資料室・山崎正義) 小さな切れ者 リアルの世界では、ヒシアケボノより、ビコーペガサスの方が年上。しかも、早々に頭角を現しました。90年代に人気を博した外国産馬(外国で産まれて日本に輸入された馬)で、父は北米リーディングサイヤーだったダンジグ。米国由来の血統はダート適性があるとされていましたから(米国競馬はダート中心)、ビコーペガサスもダートでデビューさせた
音楽のことやら小説のことやら映画のことやら自転車のことやら雑多に書いているこのブログで、一番アクセス数の高い記事はこれである。 ayasumi.hatenadiary.jp やはりタイトルがセンセーショナルだからだろうか。 憤慨しながらアクセスした人も多いに違いない。 そしてこの記事タイトルも相変わらずのノリである。 当記事は『吹奏楽部は、教育に悪い』の続編となっている。 そろそろ「おめぇ、吹奏楽に親でも殺されたんか?」という声も聞こえてきそうだ。 しかしそれだけ筆者は日本の吹奏楽や吹奏楽部にまつわるあれこれがどうにかならんものかと思っている。 今回は管弦楽と比較しながら、吹奏楽という編成の機能について話をしようと思う。 目次 吹奏楽民は視野も知見も狭い 『風紋』をふたつの編成で聴き比べてみる なぜ吹奏楽は"基本的"に管弦楽に勝てないのか。 ①表現力 ②倍音 ③高音域の問題 吹奏楽という編
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