4日午後5時ごろ、札幌市営地下鉄南北線の幌平橋―中島公園両駅間で、真駒内発麻生行きの車両(6両編成)の乗客3人が、携帯電話の利用をめぐり口論となり、中島公園駅に停車後、22分間出発できなくなるトラブルがあった。この影響で同線は全線で6分から22分の遅れが出て、乗客5700人に影響が出た。 市交通局によると、南北線幌平橋―中島公園両駅間を走行中の車両内で、専用席付近にいた40代女性が、20代女性客に携帯電話を使用しないよう求めたが、応じてもらえずに騒いだ。さらに、仲裁に入った20代男性客を傘で突くなどした。 この男性客は車両内に設置された非常通報装置を押して乗務員に通報。中島公園駅に到着後、40代女性が「携帯を使うな」などと叫び続けた。駅員が40代女性に「他の客の迷惑になるので降りてください」と説得を続けたが「私は悪くない」と応じなかった。このため、駆けつけた札幌南署員が降車させ、列車は午後