いずれコロナ禍が収束すれば、新たな日常がやってくる。しかしそれは平時と非常時が入り混じったような、いままでとは違う日常であるはずだ。情報社会のなか、わたしたちは恐怖を煽られ、人との距離を取る。しかし芸術は本当にソーシャルディスタンスを保ちながら可能なのだろうか? これまでの感染症と芸術の歴史をふり返りながら、ポストパンデミック時代の芸術の使命とは何かを探っていく。 ライブストリーミングチャンネルとして芸術に関する様々な情報を発信し、今年10年目を迎えたDOMMUNEの宇川直宏氏と、ニコ生チャンネル「芸術動画」を運営する芸術集団・カオス*ラウンジの黒瀬陽平氏が語った(本記事は、2020年4月24日に放送された対談をテキスト化したものです)。 【構成:住本麻子】 【前編はこちら】 「大仏」とアベノマスク 宇川:次は天然痘です。これは感染力と致死率が最も高い、歴史上最も人を殺した疫病だと言われて
![濃厚接触がなければ芸術は成り立たない〜ポストコロナ期の芸術の使命(黒瀬 陽平,宇川 直宏) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e21c65ab88ec5ab88a1c05a4d8152c42bcbefb8f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F1%2F1200m%2Fimg_71189aa5d5c06a9151652c3d8379e34b326798.jpg)