短期間で社員が育つ「行動の教科書」 人材不足の悩みを解消するには、トップ2割を占めるハイパフォーマーを探し求めるのではなく、今いる下位8割の人たちを底上げすることがカギ。 そのためには、どんな人でも同じ行動がとれるよう、成果につながる行動を分解しスッテプごとに「すること」をリスト化した「行動の教科書」をつくることだ。行動科学マネジメントの第一人者が、3600社以上への指導実績をもとに構築した「行動の教科書」づくりと活用法を紹介する。 バックナンバー一覧 石田淳氏の著書『短期間で部下が育つ「行動の教科書」』は、上司から部下へのフィードバックのツールとしても「行動の教科書」が役立つと紹介している。取るべき行動が具体的に書かれ、フィードバックの場で上司と部下が一緒に「できたか、できなかったか」をチェックしていけるからだ。しかし、そこで部下の望ましい行動を消してしまう上司の言動があるという。『短期