「才能」という言葉を聞くと、多くの人が「もともとその人に備わっている“すごい能力”のことでしょ」「何の努力もしなくてもできちゃう人に使う言葉でしょ」と思いがちですが、それは全然違います。 辞書で「才能」という言葉を引くと「生まれつきの能力」と書かれていますが、生まれつきの能力は、“誰もが”持っています。 「才能」を引き出す大事なキーワード しかし、「あの人には才能がある」といった言い方は、「ほかの人にはないような能力を持っている」というニュアンスで使いますよね。能力の高い人は、単純にそれを効果的に磨いてきただけの話なのに。 では、「本来は誰もが持っている能力」を、どのように伸ばせば「『才能がある』と言われるべきもの=ほかの人にはないような突出した能力」になっていくのでしょうか? そのために大事なキーワードは「守破離」です。 守破離とは、剣道や茶道などの修業における個人のスキルの段階を示した