子供の生きる力を育てるためには、年末年始になにをするのがいいだろうか。おすすめは「ボードゲーム」だ。東京大学の特任講師・藤本徹さんは「子供が親と一緒にゲームをすることで、生きる力がつく」という。ゲームで「社会の縮図」を体感することが子供の成長を促すのだ。では、どんなゲームがおすすめなのか。「ゲーミフィケーション」の世界をご紹介しよう――。 *ゲームと学習の研究者ユニット。左からフューチャーインスティテュート株式会社代表・為田祐行さん、東京大学特任講師・藤本徹さん、東京大学特任助教・福山佑樹さん、カレイドソリューションズ株式会社代表・高橋興史さん。 子供は「複数人の大人と遊ぶ」ことで学び、力が伸びる 人工知能(AI)の普及が進む10~20年後。いまある仕事の約半数がAIにとって変わるといわれている(※)。今の子供たちが、将来困らないためには、どういった能力を身につけさせればいいのだろうか。