理研webのトップページを見ているとわかるが、 毎週何本も、最新の研究成果がプレスリリースされている。 記者を呼ぶこともなく、web上に、淡々と。 研究の担当者は、千人以上いる研究者の中から、 自分の成果が組織のトップページで告知されたら嬉しいだろう。 はしゃぎたい気持ちも理解できる。 しかし、組織全体にとっては、そんなこと日常茶飯事であって、淡々と右から左に流していく案件だ。 笹井氏が、そういう案件の一つとして、いったんリジェクトされた小保方氏の論文を、 構成や表現などをNature編集受けがいいように改善した、というならば、 水曜日の会見内容で何の問題もない。 しかし、問題なのは、1月末の、あのド派手な「割烹着」プレス発表だ。 あれほどたくさんの記者を呼んで研究成果をプレス発表するのは、 いくら理研といえど年に何度もあるわけじゃない。 しかも、ラボの中にまで記者を呼び込んで実験デモをす