プロ野球ヤクルトの高田繁監督(64)が26日、セ・リーグ最下位に低迷する責任をとって辞任した。東京・神宮球場での楽天戦に敗れた後、同球場内で記者会見を開いて発表した。 高田監督は25日にすでに辞任の意向を固め、この日の試合前に鈴木正・球団社長と会談した。高田監督は自身の進退について明言は避けたが、成績低迷の責任について「すぐにユニホームを脱ぐのも一つでしょうし、今季を全うするのも責任の取り方だと思うが、分からない。人それぞれ」と語り、試合に臨んだ。 この日の逆転負けでヤクルトは交流戦で勝ちなしの9連敗となった。敗戦直後に再び鈴木球団社長と話し合い、辞任が決まった。 巨人の9連覇メンバーだった高田監督は日本ハムのゼネラルマネジャー(GM)として2連覇に貢献した手腕を買われ、2008年からヤクルトの監督に就任。2年目の昨季はセ・リーグ3位でクライマックスシリーズ(CS)に初進出した。しか