予防接種をするときに、針をどこに刺すか見たとことがありますか? 注射にはいくつかの方法があります。まずは、筋肉内に注射する筋肉内注射(筋注)、筋肉の上の脂肪組織の中に注射する皮下注射(皮下注)、さらに皮膚の薄い層の間(表皮と真皮の間)に注射する皮内注射があります。 http://ameblo.jp/king-of-nasubi/entry-10009084477.html 外国のほとんどの予防接種は筋注です。子供の筋肉は少ないため、太ももの筋肉ですることもあります。とくに、DPTなどの不活化ワクチンは腫れやすいため、深く注射する筋注がいいのです。しかし、日本では原則として皮下注です。一部の小児科医は、DPTなどはやや深めの「筋注に近い皮下注」をしていると思います。 しかし、何で日本だけ筋注はできないのでしょう?これには、悲しい歴史があります。 日本でも筋注が医療施設で頻繁に行われていた時代