八王子市の住宅地近くに空気銃で模擬弾を撃ち合うサバイバルゲーム場設置計画が持ち上がり、「戦争を連想させ、子どもたちの心への影響が心配」と住民らが懸念している。開発許可の権限がある都では「過去に例が無く、今は法がどう適用されるか分からない」と困惑している。(岩城興) サバイバルゲームは敵味方に分かれ、プラスチック製などの模擬弾(BB弾)を撃ち合う競技。迷彩服を着て遊ぶ人が多い。ゲーム場が計画されているのは市中心部から南東約5キロの中山地区で、山林の一部約1.6ヘクタール。愛好家でもある市内の元会社員の男性(33)が3月、運営会社を設立。地権者らから山林を借り、今夏の開設を目指している。周囲には北野台、絹ケ丘など計約5千世帯の大規模な住宅地が広がる。約300メートル南側には保育園や小中学校もある。 このため、3月上旬の初の説明会後、地元住民から「戦争ゲームに興じる大人の姿は子どもたちに