「受託脳から提案脳へ」という記事で書いた通り、問題解決の仕事をしたいなら、ただ相手の言う通りに仕事をするようではいけない。顧客の顧客を見るような目線が必要だ。 受託脳の人と提案脳の人、それぞれと仕事をすると、その会話の切り返しがだいぶ違っていることに気付く。そこで、この記事では「受託脳」の人が陥りがちな対話のパターンと、そこから「問題 vs 私たち」の構図にするための「提案脳」で切り返すテクニックについて書いた。 「受託脳」で陥りがちな「あなた と 私」の構図 「受託脳」が陥りがちなのは、「相手と自分」で仕事を考えてしまうパターンだ。優れた「受託脳」の人ほど、その相手に対して忠実に仕事をしようとしてしまうが、それでは手を動かす段階の仕事なら良いが、問題そのものの解決は難しい。 「受託脳」とは、内容が決まっているような仕事をするのが得意な人のことだ。しっかりとした指示を与えてくれるクライアン