このところ急に寒さが厳しくなってきましたが、冬といえば、みかんですよね。しかし、家庭で食べる量はこの25年で3分の1にまで激減していて、 みかん離れが進んでいるんです。そうした中、みかんの需要を拡大しようという新たな取り組みがはじまりました。 神奈川県湯河原町。みかん狩りに訪れていた客は、もぎたてのみかんに舌鼓を打っていました。冬の味覚を代表する「みかん」。ところが・・・ 「ここ湯河原町では、20年前はおよそ1000軒のミカン農家がありましたが、いまや500軒ほどと半分にまで減っています」(記者) 「あそこの段々畑は昔はみかんを作っていた」(みかん農家 山本勝正さん) 湯河原で50年間、みかん農家を営む山本さんは人件費の高騰などから年々経営が厳しくなっているといいます。 「みかんはもうダメ。みかんの収入がないから、安いから。よっぽどしっかり生活できるようにしなければ、後継ぐ人なんていない」